「listen」と「hear」の使い分け
生徒さんによく聞かれる「listen」と「hear」の違い。どちらも「聞く」という意味を持っていますが、使い方やニュアンスに明確な違いがあります。
この記事では、意味・使い分け・よくある例文を紹介しながら、2つの単語をしっかり理解できるように解説します。
🔍 listen:意識して耳を傾ける
listen は「意識して注意を向けて聞く」という意味です。
たとえば、授業で先生の話をしっかり聞こうとする場面、音楽を集中して楽しむ場面などがこれに当たります。
- I’m listening to the teacher.(先生の話を聞いています)
- He likes to listen to jazz at night.(彼は夜にジャズを聴くのが好きです)
🗣️ よくある例文:
Teacher: Are you listening to me?(聞いてるの?)
👉 意識して聞く態度を問いかけています。
👂 hear:自然に耳に入る
hear は「意識しなくても音が耳に入る」という意味です。
鳥の鳴き声や車の音、誰かの話し声が自然と聞こえてくるときに使われます。
- I heard a strange noise last night.(昨夜、変な音が聞こえた)
- Can you hear me?(聞こえる?)
🗣️ よくある例文:
Student: I can’t hear you!(聞こえません!)
👉 音が物理的に届いていない状況です。
🎯 違いを比較してみよう
listen | hear |
---|---|
意識して聞く | 自然に聞こえる |
集中・注意が必要 | 受動的・無意識 |
例:Are you listening to me? | 例:Can you hear me? |
📝 まとめ
- listen → 注意を向けて「聞く」
- hear → 意識しなくても「聞こえる」
授業中、先生が「Are you listening to me?」と聞くのは、「ちゃんと集中して聞いてる?」という意味です。
一方で、Zoomなどのオンライン授業で「Can you hear me?」と聞かれたら、それは「声が届いてる?」という確認の意味です。
✏️ 他にもこんな使い分けが難しい英語表現が知りたい!というリクエストがあればおしえてくださいね!
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